「Home Assistantのconfiguration.yamlなどにPCからアクセスしたい」
「Home AssistantのファイルにSambaでアクセスしたい。ファイル共有したい」
「Sambaの設定方法がわからない」
このように思っていませんか?
今回はSambaを使用して、Home Assistantのファイルに簡単にアクセス・ファイル共有する方法を紹介します。
Sambaを利用できるようにしておくとconfiguration.yamlの編集やスクリプトファイルを作成するときにとても便利です。
Home AssistantでSambaを使うメリット
Home AssistantでSambaを使うとファイル共有が簡単です。
Home Assistantのフォルダをネットワークドライブとして他のコンピュータから簡単にアクセスできます。これにより、ファイルの管理やバックアップが容易になります¹。
configuration.yamlの修正も普段使用しているPCから普段使用しているエディタで修正できるので編集が簡単です。
configuration.yamlの修正はHome AssistantのアドオンのFile editorでもできなくはありません。数行であれば苦はありませんが、大きく編集しようとしたときは修正しにくいです。しかし、Visual Studio Codeなどのエディタが使用できれば修正が捗ります。
また、独自で作成したスクリプトファイルやPythonスクリプトなどを簡単にHome Assistantのフォルダにコピーすることができるようになります。そのため、スクリプトを書くのは普段のPCで使い慣れたエディタで作成し、それをHome Assistantのフォルダに送るということができるようになります。
Sambaのインストールと設定
Sambaは以下の手順で設定します。
ステップ1: Samba Shareアドオンのインストール
インストールはアドオンストアからできるのでとても簡単です。
Home Assistantの設定画面に移動します。
左側のメニューから「アドオン」をクリックします。
右下の「アドオンストア」をクリックします。
「Samba Share」を検索して選択します。
「インストール」ボタンをクリックします。
ステップ2: Samba Shareの設定
インストールが完了したら、「設定」タブをクリックします。
ユーザー名とパスワードを設定します(これらはSamba共有にアクセスするために使用されます)。
必要に応じてワークグループとホストの許可リストを設定します。特別なネットワーク設定をしていなければ、デフォルトのままで問題ないと思います。
ホストの許可リストは、例えば、Home Assistantが192.168.0.130のIPアドレスを持っている場合、許可ホストとして192.168.0.0/16を設定します。
設定を保存し、「情報」タブからアドオンを開始します。
Samba共有ドライブへのアクセス方法
Sambaの設定ができたら、PCからアクセスする方法を説明していきます。
Windowsの場合
スタートメニューから「PC」を開きます。
左側のパネルで「ネットワーク」アイコンを右クリックし、「ネットワークドライブの割り当て」を選択します。
フォルダオプションにHome AssistantのIPアドレスを\\<IP_ADDRESS>形式で追加します。
「参照」を選択し、マウントするフォルダを選択します。
MacOSの場合
Finderアプリを開きます。
「移動」メニューから「サーバへ接続」をクリックします。
Home AssistantのIPアドレスをsmb://<IP_ADDRESS>形式で追加します。
「接続」をクリックし、マウントするドライブを選択します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、Home AssistantでSambaを使用してファイルを共有する方法について説明しました。
Sambaを使用すると、Home Assistantのフォルダをネットワークドライブとして簡単にアクセスできるようになります。これにより、ファイルの管理がより効率的になります。
他にもスマートホームやHome Assistantの記事を書いています。
初心者向けの記事や上級者向けの記事も揃えていますので、ぜひこちらもご覧ください。
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