「スマートプラグの使い道がない」と諦める前に!知って得する便利な使い方

スマートホーム化

「スマートプラグってどうなの?」
「買ったけど結局使い道がわからない」
「スマートプラグの効果的な使い道は?」
「思ったより便利じゃなかった」

こんなことを思っていませんか?

スマートホームの入門アイテムとして人気のスマートプラグ。手軽に導入できる反面、思ったように使いこなせていないという声もよく聞かれます。

本記事では、眠らせがちなスマートプラグの意外な活用法から、失敗しない選び方まで徹底解説します。

また、意外な使い道があるので、その使い方も紹介します。

この記事でわかること
  • スマートプラグの使い道
  • スマートプラグで操作できない家電

スマート プラグとは?基本機能と一般的な使い方

スマートプラグとは、コンセントと電化製品の間に取り付けて使用するスマートデバイスです。

スマートフォンのアプリやスマートスピーカーと連携することで、外出先からの電源オン・オフ操作やタイマー設定などが可能になります。

例えば、このようなことができます。

  • リモート操作:外出先からでも電源のオン・オフが可能
  • スケジュール設定:決まった時間に自動で電源をオン・オフ
  • 音声操作:Amazon AlexaやGoogle アシスタントなどと連携して音声で操作
  • 消費電力の監視:一部の製品では電力使用量をモニタリング可能

オーソドックスな使い方として、「照明や家電のオン・オフ制御」や「就寝時に一斉に家電を電源オフ」と言った使い方ができるようになります。

しかし、このような基本的な使い方だけでは「まだよくわからない」「わざわざスマートプラグを使う必要があるのか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

「買ったけど使ってない」あるある事例と原因分析

スマートプラグを購入したものの、使われずに埃をかぶっているケースは少なくありません。

なぜでしょうか?

よくある事例を紹介します。

  1. 初期設定の複雑さに挫折してしまうケース
  2. 日常生活で自動化するメリットを感じられないケース
  3. より高機能なスマート家電を購入したため不要になるケース
  4. アプリの使い勝手が悪く、結局手動で操作する方が早いと感じるケース
  5. 「できると思っていた」機能が実際にはできなかったケース

なぜ、このように使われなくなってしまうのでしょうか?

その原因は大体以下のような部分にあると考えています。

  • 導入目的の不明確さ: 「スマートホーム化」という漠然とした目的だけで購入してしまう
  • ライフスタイルとのミスマッチ: 自分の生活習慣や日常動線に合わない使い方をしようとしている

特に、スマートプラグの場合、操作できる家電は物理的なスイッチのあるもののみです。

ボタンやスイッチを入れっぱなしにできる機器で、スイッチを入れておけば、コンセントの抜き差しでON/OFFを操作できる機器に限ります。(電源オフにするだけであれば、どんな家電でも使用可能)

いわゆる昭和家電です。昭和の扇風機をイメージしてもらえれば良いかと思います。

このような家電は近年では減っているため、スマートプラグを買ったけど操作できないという状態に陥っている人がいるのも、使い道がないと言われてしまう原因の一つだと思います。

これらの問題を解決するカギは、「具体的なユースケース」を見つけることです。

次の章では、意外と知られていない活用法をご紹介します。

意外と便利!スマート プラグの創造的な活用法

スマートプラグの可能性を広げる、意外な活用法をご紹介します。

省エネ・節電対策に活用

省エネや節電のためには、まずは電力の見える化が大切です。

一部のスマートプラグには消費電力を計測する機能があります。

これを活用して、家庭内の「電力消費量の多い家電」を特定し、待機電力をカットすることで節電に役立てられます。

具体的な使い方は以下です。

  • テレビやゲーム機などの待機電力の大きい機器を接続し、使わない時間帯は完全にオフにする
  • 消費電力が大きい機器の使用時間を見直し、電気代の削減につなげる

実際に私は、家電を操作するという目的よりも電力を測定するという目的でスマートプラグを多用しています。

電力消費量の多い家電がわかると使い方を考えるようになり、節電につながっています。

防犯対策として活用

防犯対策として活用することもできます。

具体的には、外出時や旅行中でも、定期的に照明をつけたり消したりすることで、在宅しているように見せかけることができます。

  • 夜間の特定時間に照明を自動でオン・オフさせるスケジュールを設定
  • ランダムモード(対応機種のみ)を使って、より自然な在宅感を演出

忘れっぽい人のための安全装置

アイロンやヘアアイロンなど、切り忘れが心配な機器の安全装置として活用できます。

  • 使用後一定時間で自動的に電源をオフにするタイマーを設定
  • 外出先から「切ったかな?」と心配になった時に、スマホから確認・操作できる

外から電源をオフできれば、万が一の時に安心ですよね。

PCのWake on LAN的使用(Wake on AC)

個人的によく活用しているのがPCの遠隔電源オンです。

いわゆるWake on LANのような活用方法です。

Wake on LANとは外からPCを起動する機能です。通常はLAN(通信)を使って行う機能ですが、外から自宅のPCにアクセスするためにはルーターのポートを開放するなど、比較的高度な知識が必要になります。

また、PCが有線LANに繋がっていれば問題ありませんが、無線で使用している場合はほぼWake on LANはできないと言えます。なぜなら電源が入っていないPCは無線LANに繋がっていないからです。

このような場合にスマートプラグを活用したWake on ACが活用できます。

スマートプラグであれば特別な知識は必要ありませんし、スマートプラグのオン/オフで自宅のPCの電源をつけることが可能になります。

多くのPCはACアダプターから通電された場合にPCの電源をオンにするという機能を持っています。具体的な操作方法はPCによって異なりますが、BIOSの設定で該当機能を有効にするだけです。

外から自宅のPCにアクセスしたいときにスマートプラグを操作するだけで起動させて、リモートデスクトップやデータにアクセスしています。

スマート プラグ選びで失敗しないためのポイント

ここではスマートプラグを選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。

ポイントは以下です。

  1. 対応するスマートホームを確認
  2. サイズと形状のチェック
  3. 電力容量の確認
  4. アプリの使いやすさ

対応するスマートホームを確認

Amazon Alexa(アレクサ)、Google Home、Apple Home(Siri)など、既に使用しているスマートホームと互換性があるかどうかを必ず確認しましょう。

Apple Home(Siri)は意外と対応していない場合があります。

購入して後悔しないように、事前にチェックしましょう。

サイズと形状のチェック

意外と見落としがちなのが物理的なサイズです。

大きすぎるとコンセントの隣の差込口を塞いでしまうことがあります。

既に色々な機器が接続されている電源タップだと、スマートプラグのスペースがなく、差し込めないことがあります。

使用する場所のコンセントとスマートプラグのサイズをよく確認しましょう。

どうしても差し込めない場合は、10㎝程度の短い延長コードを使用する手もあります。

電力容量の確認

接続予定の機器の消費電力に対応しているか確認しましょう。

特に暖房器具や調理家電など、大きな電力を消費する機器を接続する場合は要注意です。

1000Wまでしか対応していないスマートプラグに、消費電力が1200Wの機器を接続しても使用できません。

最悪の場合、スマートプラグの破損や発火の可能性があります。

消費電力は機器本体に記載されていることが多いので、よく確認しましょう。

アプリの使いやすさ

実際に使うのはスマートプラグ本体よりもアプリが中心となります。

そのため、アプリの使い勝手は重要です。

アプリのレビューや操作性についても事前にチェックしておくと安心ですね。

スマート プラグが本当に必要かどうか見極める方法

最後に、そもそもスマートプラグが自分のライフスタイルに合っているかどうかを判断するポイントをご紹介します。

自己診断チェックリスト

簡単な自己診断チェックリストを作ってみました。

以下の質問に答えてみてください。

「はい」と答える項目が多いほど、スマートプラグが役立つ可能性が高いと言えます。

  1. 外出先から家電を操作したいと思うことがよくある
  2. 電気の消し忘れが心配になることがある
  3. 定期的なスケジュールで家電を操作したい
  4. スマートスピーカーやスマートホームシステムを既に活用している
  5. 家電の電力使用量を把握したい、または削減したい
  6. 高齢者や子どもがいて、家電操作のサポートが必要

スマートプラグの価格は1個あたり2,000円〜3,000円程度。

これに対して得られるメリット(利便性、安心感、省エネ効果など)が見合うかどうかを冷静に考えてみましょう。

また、いきなり家中のコンセントをスマート化するのではなく、最も効果が期待できる場所から1〜2個試してみることをおすすめします。

使い勝手を確認した上で、必要に応じて増やしていく方法が失敗を防ぎます。

おすすめのスマートプラグ

スマートプラグを購入する場合、どのプラグが良いのでしょうか?

各社比較をしてみました。Amazonでスマートプラグで検索するとこれらが検索できます。そして、比較してみるとこんな感じになります。

Amazonベーシック スマートプラグTP-Link WiFiスマートプラグTapo P105TP-Link Tapo Matter 対応 スマートプラグTapo P110MMeross WIFIスマートプラグMSS110SwitchBot スイッチボットスマートプラグミニ
Google Home(Google Assistant)×
Amazon Alexa
Apple Home(Siri)××
Matter対応××××
スマホで操作
スケジュール

おすすめはSwitchBotのスマートプラグかTP-LinkのTapo P110Mです。

初心者であれば、SwitchBotのスマートプラグが良いでしょう。

音声アシスタントもSiriにも対応しており、消費電力も確認することができます。もちろん他のスケジュール機能やスマートフォンによる遠隔操作にも対応しています。

また、利用者が多いので、多くのレビューが集まっていること、SwichBotシリーズは他にも多くの製品を展開しており、スマートホームの拡張がしやすいことがおすすめの理由です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

スマートプラグを上手に活用するための3つのコツをご紹介して、本記事のまとめとします。

①具体的な目的・利用シーンを設定する

「なんとなく便利そう」ではなく、「朝の準備時間を短縮したい」「ペットの世話を効率化したい」など、具体的な目的を持つことで活用の幅が広がります。

②日常の習慣と組み合わせる

既存の生活習慣に無理なく組み込める形で活用することが長続きのコツです。

新しい習慣を作るのではなく、既存の習慣をサポートする道具として使いましょう。

③定期的に使い方を見直す

季節や生活スタイルの変化に合わせて、スマートプラグの使い方も柔軟に変えていくことが大切です。

「設定したら終わり」ではなく、より便利な使い方を探求し続けることで、その真価を発揮します。

スマートプラグは、使い方次第で「無駄な買い物」にも「生活の質を向上させる便利なツール」にもなります。

この記事で紹介した活用法や選び方のポイントを参考に、あなたのライフスタイルに合った使い方を見つけてみてください。

他にもスマートホームやHome Assistantの記事を書いています。

初心者向けの記事や上級者向けの記事も揃えていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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