スマートプラグの使い道はない!?意外な使い道があります!

スマートホーム化

スマートプラグってどうなの?

スマートプラグで家電を操作できるの?

スマートプラグの効果的な使い道は?

家電操作もできるし使わない時にオフすれば節電になる?

こんなことを考えていませんか?

スマートホーム化するためのデバイスの1つにスマートプラグというものがあります。これをうまく使えないかと色々検討してみました。初めは遠隔操作できる程度にしか考えておらず、あまり必要ないかなと思っていましたが、意外な使い道があることがわかり、今では大活用しています。

今回は、いつもの商品のレビューではなく、スマートプラグの使い道について紹介したいと思います。

このブログではスマートホームを誰でも簡単に始められるように紹介しています。また上級レベルのカスタマイズについても解説しています。他の記事もぜひご覧ください。

スマートホーム化に必要なもの、やり方など徹底解説!【簡単】
スマートホーム化する方法や必要なものを解説します!スマートホーム化したいんだけど、必要なものってなんだろう?どのくらいのお金がかかるのかな?何を選んだら良いんだろう?と思っている人は必見です。これからスマートホームを始める人にわかりやすく解説しています。
この記事でわかること
  • スマートプラグの使い道
  • スマートプラグで操作できない家電

スマートプラグとは

スマートプラグを使うと、スマートプラグに繋げている家電の電力をスマートフォンや声で遠隔操作でオン/オフすることができます。イメージとしては、コンセントを挿したり、抜いたりという操作をスマートプラグが疑似的に行ってくれるイメージです。

そのため、スマートプラグを使うことで、例えば、デスクライトのスイッチをオンにした状態でスマートプラグに繋いでおくことで、声でデスクライトをON/OFFすることができます。

使い方としては、スマートプラグはコンセントに直接挿し込んで使用します。そして、そのスマートプラグにもコンセントが付いているので、そこに家電のプラグを挿し込んで使用します。

あとは、そのスマートプラグのアプリから設定を行うことで、スマートフォンからの操作や音声による操作が可能になります。

スマートフォンからの遠隔操作、音声だけでなく、スケジュールによってON/OFFを操作することもできます。

また、操作できるのは電源のON/OFFのみであり、他の機能、例えば、扇風機の首振り機能などの切り替えはできません。(実質、コンセントを抜き差ししているだけなので当然ですね)

スマートプラグで操作できる家電は物理スイッチのあるもののみ

スマートプラグで操作できる家電は条件があります。その条件とは物理スイッチのある家電のみです。

物理スイッチというのはこんなタイプのスイッチです。

この商品のスイッチも物理スイッチです。

よく見るのは扇風機やライト類でしょうか。ボタンやスイッチを入れっぱなしにできる機器を指し、つまり、スイッチを入れておけば、コンセントの抜き差しでON/OFFを操作できる機器に限ります。

コンセントを挿した後に、電源を押さないと動かないような家電は、このスマートプラグではON/OFFを操作することができません。

このような、コンセントの抜き差しだけでON/OFFできる家電ってあるでしょうか?

あることはありますが、そんなに多くないのではないでしょうか?我が家では思い当たる家電は少なく、ホットカーペットやケトル、電気ポット、サーキュレーターくらいでした。後ほど説明しますが、ホットカーペットやケトル、電気ポット等の機器は今回やろうとしているような遠隔操作が法律によって認められていません。

我が家の扇風機は物理スイッチタイプではなかったので、スマートプラグは使用できませんでしたが、赤外線リモコンが付いているので、先日紹介したSwitchBot hub miniで音声操作ができています。

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このようにあまりスマートプラグで操作ができる機器がなく、スマートフォンや音声による遠隔操作目的で利用することは断念しました。

ただし、これは我が家の例であって、スマートプラグでうまく遠隔操作ができる機器を持っているのであれば、十分に活用できると思います。

スマートプラグの遠隔操作以外の使い道

次に遠隔操作以外の使い道を考えてみました。遠隔操作以外の使い道として次の例があげられます。

  • 節電
  • PCやスマートフォンの過充電防止
  • PCのWake on LAN的使用(Wake on AC)

それぞれについて説明とメリットがあるか検証していきます。

遠隔操作以外の使い道①:節電

家電って、結構、使っていない時間にもかかわらず動いているものがあったり、電源はオフですが待機電力を使用しているものがありますよね。

例えば、夜の睡眠中は家電は使用しないので、使っていない機器をスマートプラグでオフ(コンセントを抜いた状態)にすることで節電になります。その分電気代を抑えることができますよね。

しかし、結論から言うと、こちらもメリットがありませんでした・・・

節電というからには、消費電力が大きくて、無駄に動いている機器にスマートプラグを使用するべきです。消費電力が多い家電というと、電子レンジや電気ポット、ドライヤー、電気ストーブ、トースターなど熱を使った家電です。

例えば、我が家でも使っている電気ポット。日中も夜中もずっとコンセントを挿したままにしているので、常に動作している状態です。そのため、夜中も電力を使ってお湯を保温している状態になっているのです。これはもったいない!(夜にコンセントを外せばよいのですが、めんどくさがりなもので・・・)

もし、23時~翌日7時までの8時間をスマートプラグを使って電源オフにしたらどうでしょうか?

電気ポットの保温時の消費電力は約35Wと言われています。8時間使うと、280Whの消費電力になります。

電気料金は1kWh=25円程度なので、280Wh=0.28kWh=7円の節約になります。細かい計算は理解する必要はありませんが、電気ポットは8時間電源オフすることで1日7円節約できます。

1年間続けたらどうえしょうか?7円×365日=2,555円の節約になります。大体、スマートプラグの購入金額と同じになるので1年間スマートプラグを使い続けたら元が取れる計算になります。つまり、スマートプラグで節電した方が良いという結果になります。

ところが、話はそう簡単ではありません。実は、そもそも電熱器具は遠隔操作が電気用品安全法によって規制されています。これは、電熱器具に万が一故障等があった場合に、火事など危険な状態につながるためです。電熱器具というのは電気ポットのような熱を扱う機器のことで、つまり、残念ながら電気ポットにはスマートプラグを使うことができないので、節電することができません。

スマートプラグのサイトでよく読むと、電熱器具では使用できませんと書かれているのですが、これはこういうことなのです。

消費電力の多い電熱器具でスマートプラグが使えないので、消費電力の少ない機器の待機電力を削るくらいしか節電用途として使用できないのですが、電熱器具以外の機器の待機電力で多いと言われるものにテレビやBD/HDD/DVDレコーダー等があります。しかし、テレビは省エネが進んでおり、最近の機種では0.01~0.03Wh程度でかなり抑えられています。レコーダーでは多い機種で消費電力は7.2W程度のようです。7.2Wだと同じく夜中の8時間の節電をした場合、1日1.44円の節電になり、1年で525.6円です。525.6円であれば、スマートプラグの元を取るためには、最短でも4年は使い続ける必要があり、大きな節電効果は期待できないと判断しました。

以上より、スマートプラグによる節電も難しく、結果的にスマートプラグの購入をやめました

遠隔操作以外の使い道②:PCやスマートフォンの過充電防止

二つ目の使い道はPCやスマートフォンの過充電の防止をコントロールすることです。

どういうことかと言うと、例えばPCのバッテリーが40%を下回った場合は充電を開始して、80%を超えた時は充電を止めるという具合です。

バッテリーを100%の状態で常にアダプターから繋いで充電をしていると、想像以上にバッテリーを痛めることになります。充電できる容量はどんどん減っていきます。

一方で、バッテリーを0%の状態にしてしまうのも劣化を早める結果になります。そのため、満充電でも空の状態でもなく適量の状態でバッテリーを使い続けることが最も良いとされています

適量とは、理想を言えば50%をキープした状態で使い続ける状態が最も良いそうです。しかし、現実的には、50%をキープして使い続けること難しいですし、半分の容量しか充電していない場合、1日持たないなどバッテリー不足に悩まされることになるでしょう。しかし、50%でなくても、80%で充電を止めて40%程度でまた充電するという方法でも十分に劣化防止効果があると言われています。そのため、現実的には40%~80%の間で使用するのが良いでしょう。

PCによってはこのような機能を予め備えているものもありますが、この機能がないPCではスマートフラグを使うことで同じようなことができます。このような使い道は一定のメリットがあると言えるでしょう。詳細についてはこちらで紹介していますので参考にしてみてください。

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遠隔操作以外の使い道③:PCのWake on LAN的使用

3つ目の使い道はPCのWake on LANのような活用方法です。

Wake on LANとは外からPCを起動する機能です。通常はLAN(通信)を使って行う機能ですが、外から自宅のPCにアクセスするためにはルーターのポートを開放するなど、比較的高度な知識が必要になります。

また、PCが有線LANに繋がっていれば問題ありませんが、無線で使用している場合はほぼWake on LANはできないと言えます。なぜなら電源が入っていないPCは無線LANに繋がっていないからです。このような場合にスマートプラグを活用したWake on ACが活用できます。

スマートプラグであれば特別な知識は必要ありませんし、スマートプラグのオン/オフで自宅のPCの電源をつけることが可能になります。

多くのPCはACアダプターから通電された場合にPCの電源をオンにするという機能を持っています。具体的にはBIOSの設定で該当機能を有効にします。

私が持っているDELLのPCではSystem Management→AC Behavior→Wake on ACという設定項目があります。これをオンにすることでスマートプラグをオンにした時にPCを起動させることができるようになります。

Wake on LANのような難しい設定をしなくても良いので、この使い道はメリットがあります。

スマートプラグを強いて選ぶとしたら

スマートプラグを購入する場合、どのプラグが良いのでしょうか?

各社比較をしてみました。大体Amazonでスマートプラグで検索するとこれらが検索できます。そして、比較してみるとこんな感じになります。

Amazon純正 スマートプラグTP-Link WiFiスマートプラグ HS105P2Meross WIFIスマートプラグSwitchBot スイッチボット スマートプラグTECKIN スマートプラグ WiFi スマートコンセントサンワダイレクト スマートプラグ 400-SSA001
Googleアシスタント×
Alexa
Siri××××
スマホで操作
スケジュール
消費電力確認×××××

おすすめはSwitchBotのスマートプラグです。音声アシスタントもSiriにも対応しており、消費電力も確認することができます。もちろん他のスケジュール機能やスマートフォンによる遠隔操作にも対応しています。

まとめ

私の場合、遠隔操作に限って使い道を考えてしまうとスマートプラグは意外と活用できない商品でした。しかし、スマートプラグで遠隔操作ができる家電を多く持っている方は色々と活用できると思います。

遠隔操作以外にも充電のコントロールやWake on ACとして活用できることがわかってからは私もスマートプラグを活用しています。ぜひ使い道の参考になればと思っています。

おすすめするとしたらSwitchBotのスマートプラグです。

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