クリエイティブな作業や複雑なプログラミング、あるいは日常的なPC操作の効率化は、生産性を左右する重要な要素となっています。
そこで注目を集めているのが、マクロパッドや左手デバイスと呼ばれる入力補助ツールです。
これらは、頻繁に使用するショートカットキーや一連の操作を一つのキーやダイアルに割り当てることで、作業の手間を大幅に削減し、メインキーボードから手を離すことなく直感的な操作を可能にします。
本記事では、数ある左手デバイスの中でも、特にその高い品質と究極のカスタマイズ性で注目を集める「DOIO KB16」を徹底的にレビューします。
アルミ削り出しの筐体、3つのロータリーエンコーダー、そしてVIA/QMK対応という強力な特徴を持つKB16が、いかにしてユーザーの作業環境を一変させるのかを詳細に解説します。
- DOIO KB16の基本スペック
- DOIO KB16の特徴
- DOIO KB16の実際の使用感
DOIO KB16の基本スペックと外観

DOIO KB16は、単なるマクロパッドの枠を超えた、高品質なメカニカルキーボードとしての側面を持っています。
製品概要とデザイン
KB16は、16個のキーと3つのクリック可能なロータリーエンコーダー(ノブ)を搭載した片手デバイスです。
このインターフェース構成は、キーによるショートカット操作と、ノブによる直感的な数値調整やスクロール操作を両立させることを可能にしています。
特筆すべきは、その完成度の高さです。
筐体にはアルミ削り出しが採用されており、非常に高い剛性と高級感を誇ります。
重量は約320gと、同サイズのデバイスと比較しても重厚感があり、この重さがデスク上での圧倒的な安定性に繋がっています。
クリエイティブな作業中に激しい操作を行っても、デバイスがずれる心配はほとんどありません。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| キー数 | 16キー |
| ノブ数 | 3ノブ(クリック可能) |
| 筐体素材 | アルミ合金削り出し |
| 重量 | 約320g |
| 接続方式 | 有線接続(Type-C) |
| 対応OS | Windows/Mac/Linux/Android/iOS |
特徴的な機構
KB16は、打鍵感にもこだわりが見られます。
メカニカルキーボードのトレンドであるガスケットマウント構造を採用しており、打鍵時の衝撃を吸収し、心地よいタイピングフィールを実現しています。
また、本体上部には小型のOLEDスクリーンが搭載されており、現在使用しているレイヤー(階層)を視覚的に確認することができます。これにより、複雑な設定でも迷うことなく操作が可能です。
究極のカスタマイズ性:KB16の心臓部

DOIO KB16が多くのクリエイターに支持される最大の理由は、その究極のカスタマイズ性にあります。
VIA/QMK対応による自由なキーマッピング
KB16は、オープンソースのファームウェアであるQMKと、その設定をGUIで簡単に行えるVIAに対応しています。
これにより、ユーザーは専用ソフトウェアを介さず、ウェブブラウザ上で直感的に全キーの割り当てをカスタマイズできます。
単なるキーの割り当てだけでなく、マクロ機能や特殊なキーコードの設定も自由自在です。
4レイヤー構造で最大88通りの機能を実装
KB16は、最大4つのレイヤー(階層)を設定することが可能です。
これは、16キーと3ノブ(ノブの回転とクリック)の組み合わせを、最大4つの異なる機能セットとして切り替えて使用できることを意味します。
理論上、88スロット(16キー + 3ノブ×2方向×4レイヤー)に機能を割り当てることができ、使用するアプリケーションごとに最適なプロファイルを構築できます。
ホットスワップ対応で打鍵感を自在に変更
キースイッチが基板に固定されていないホットスワップに対応しているため、ユーザーはハンダ付けの必要なく、好みのキースイッチに簡単に交換できます。
打鍵音や押下圧にこだわるキーボード愛好家にとって、この仕様はKB16を自分だけの理想的なデバイスに進化させる大きな魅力となります。

使用感レビュー:クリエイティブ作業から事務作業まで!

KB16の真価は、特にクリエイティブなソフトウェアでの使用時に発揮されます。
3つのロータリーエンコーダー(ノブ)の活用法
3基搭載されたノブは、KB16の操作性を格段に向上させる核となる要素です。
ノブの汎用性は非常に高く、以下のような具体的な操作に活用できます。
- 動画編集: タイムラインのズームイン/アウト、フレーム単位の移動、音量調整。
- 画像編集: ブラシサイズの変更、レイヤーの不透明度調整、画像の回転。
- 3Dモデリング: ビューポートのズーム、カメラの回転。
- 事務作業(エクセル等): シートの切替、タブの切替、文字等サイズ変更。
ノブの回転とクリックにそれぞれ異なる機能を割り当てることで、マウスやキーボードでは煩雑になりがちな微調整や連続操作を、左手一つでスムーズに行うことができます。
キー割り当ての具体例
KB16の16キーは、使用頻度の高いショートカットを登録するのに最適です。
| アプリケーション | キー割り当て例 | ノブ割り当て例 |
|---|---|---|
| 動画編集 | カット(Ctrl+K)、アンドゥ(Ctrl+Z)、保存(Ctrl+S)、再生/停止(Space) | タイムラインズーム、音量調整、フレーム移動 |
| 画像編集 | レイヤー新規作成、ブラシ切り替え、描画色切り替え、全選択 | ブラシサイズ変更、不透明度調整、ズーム |
| プログラミング | コメントアウト、ビルド、デバッグ実行、ターミナル表示 | スクロール、フォントサイズ変更 |
| エクセル | セルや文字色の変更、関数入力 | シートの切替 |
4つのレイヤーを「動画編集用」「画像編集用」「プログラミング用」「一般作業用」といった形で使い分けることで、デバイスの可能性を最大限に引き出すことができます。
メリット・デメリットの徹底分析

DOIO KB16のメリットとして以下が挙げられます。
一方で、以下のようなデメリットもあります。
まとめ:DOIO KB16は「買い」か?
DOIO KB16は、その高い質感と圧倒的な機能性を兼ね備えた、非常に完成度の高い左手デバイスです。
特に、以下のようなユーザーに強くおすすめできます。
•クリエイター: 動画編集、画像編集、3Dモデリングなど、ノブによる直感的な操作が求められる作業を行う方。
•プログラマー・エンジニア: 複雑なマクロやショートカットを多用し、作業効率を極限まで高めたい方。
•事務作業
KB16は、単なるショートカットキーの置き換えではなく、作業そのものをより快適でクリエイティブなものに変えるための投資として、非常に価値のある製品です。
このデバイスを導入することで、あなたのデジタルワークフローは劇的に改善されるでしょう。
左手デバイスについて以下にまとめています。
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