【誰でも簡単】Home Assistantの使い方①~インストール編~

2022年1月23日

家の家電などをスマート化していくととても便利になります。

しかし、いろんなスマートデバイスが増えてくると困ったことも出てきます。

それはメーカー横断的にセンサー値の取得とコントロールができないことです。

例えば、私はSwitchBotシリーズでスマート化の環境構築をしているのですが、SwitchBotの開閉センサーで玄関のドアを開けて外出したことを検出して、ルンバで掃除をするというオートメーションは構築できません。

SwitchBotでできることは、SwitchBotでコントロールできることに限られるのです。

実は、これを可能にするためにIFTTTというサービスがあります。しかし、こちらも有料化されてしまい、使いづらくなってしまいした。

そんな悩みを解決するのがHome Assistantというツールです。

今回から何回かに分けて、Home Assistantの使い方を紹介していきます。なるべく初心者でも理解できるように説明していきたいと思います。

まず、今回最初の回は基本知識とインストール編です。

この記事でわかること
  • Home Assistantの基礎知識
  • Home Assistantのインストール方法

私についてですが、スマートホームにはまってから、今では家中スマートホームデバイスが溢れています。遠隔操作、声で操作、GPSで操作、人が通ったら…などあらゆるシーンをスマート化しています。Home Assistantにも手を出して、色々なデバイスを連携させて、また、自分でコーディングをするくらいハマっています(笑)

そんな私がHome Assistantのノウハウをわかりやすく説明していきます。

Home Assistantとは?

ここを読みに来てくれている方はあえて説明する必要はないかもしれませんが、簡単に説明します。

Home Assistantはエアコンやテレビなどの家電製品や各種センサーなどを一元管理、コントロールできるオープンソースのソフトウェアサービスです。

一元管理できると何が嬉しいかというと、メーカー問わず1つの画面で家中のデバイスを管理し、コントロールができるようになるだけでなく、メーカー横断的に自動化(オートメーション)が可能になります。

先程困った例として紹介した、SwitchBotの開閉センサーで検知してルンバを操作することも可能になります。

さらに、より複雑な条件を設定し、場合分けに対応したオートメーションも可能です。

また、上級者としては、Home Assistantに対応していないメーカーのデバイスでも、自分でコーディングすれば、なんとかコントロールできるという応用性の高さもあります。

少し厄介なのは、日本語で書かれたサイトが少ないので、英語サイトを読みながら、学習していく必要があります。

そのため、今回日本語で説明しようと思ったのも、この記事を書く1つの背景です。

Home Assistantのインストール

Home Assistantのインストール方法は公式ページにも書かれています。今回はこれに沿って、Raspberry Pi 4にインストールしていきます。

公式ページ

ちなみに、Raspberry Pi 4は小型のPCです。Home Assistantを利用するためには、Raspberry Pi 4でなくても良いのですが、サーバーとして常に起動できるPCが必要になります。Raspberry Pi 4は小型で扱いやすく、各種インターフェースもあり、省電力なのでおすすめです。公式ページでもRaspberry Pi 4に焦点を当てたインストールガイドがあるくらいおすすめされています

必要なもの

インストールに必要なものは以下のものです。

準備するもの
  • Raspberry Pi 4 ←Home Assistantをインストール
  • micro SDカード 32GB以上
  • PC(設定用)
  • LANケーブル ←最初だけ

インストール手順

インストール手順の概略は以下になります。

インストール手順
  1. イメージを作成(Home Assistant起動用のブートメディアを作成)
  2. Raspberry Pi 4にmicro SDカードを挿入
  3. LANケーブルでルーターとRaspberry Pi 4を接続
  4. Raspberry Pi 4の電源を入れる
  5. 初期設定

この記事にも手順の詳細を書いていきますが、動画でも紹介しています。画面遷移がわかり、よりわかりやすいと思いますので、動画も参考にしてみて下さい。

1.イメージを作成

まずはイメージを作成します。Home Assistantを起動するためのブートメディアを作成する作業です。micro SDカードにイメージを作成し、そのSDカードを使ってRaspberry Pi 4でHome Assistantを起動できるようにします。

まず、micro SDカードを設定用のPCに挿し込みます。設定用PCはWindowsで問題ありません。

次に、イメージ作成用のソフトをインストールします。

公式ページでも紹介されている「Balena Etcher」を使用します。

Balena Etcherのサイトに行き、Downloadボタンを押して、ソフトをダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルを実行してインストールします。画面の指示に従ってインストールすれば次のような画面が出てきます。

この画面が「Balena Etcher」の画面です。今回はSDカードに書き込むイメージファイルをURLからダウンロードするので、「Flash from URL」を選択します。

Use Image URLのところにURLを入力します。

URLは公式ページに書かれていますので、これをコピペします。今回はRaspberry Pi 4の64-bitですが、ご自身の端末に合わせて選択してください。

次の画面は確認画面になります。左は書き込むイメージファイル(先ほど入力したURLからダウンロードされるファイル)、中央は書き込み先が表示されています。

書き込み先がSDカードになっていることはちゃんと確認してください。違ったら…どうなるかわかりません。

問題なければ、「Flash!」をクリックして、イメージ作成を始めます。イメージ作成には結構時間がかかります。ひたすら待ちます。

この画面が表示された書き込み完了です。

Raspberry Pi 4にmicro SDカードを挿入

SDカードをPCから取り外し、今度はRaspberry Pi 4に挿し込んでください。

LANケーブルでルーターとRaspberry Pi 4を接続

Raspberry Pi 4とルーターをLANケーブルで接続し、ネットワークに繋げるようにします。

無線LANを使用したい方もいると思いますが、初回起動はLANケーブルを使用してください

初回起動後に無線LANで接続する方法は別途紹介します。

また、ルーターの場所に制約があって、LANケーブルなんて届かないよ!という人もいるかもしれません。そのような方はブリッジ接続をやってみてください。(私はこれでうまくいきました)

この方法は別途紹介したいと思います。

Raspberry Pi 4の電源を入れる

さあ、早速Raspberry Pi 4の電源を入れてみてください。

電源入れた後は数分放置してください。

この時、Raspberry Pi 4をモニターに繋いでいると起動処理の状況がわかりやすいと思います。(必須ではありません )

初期設定

数分放置したら、Home Assistantにアクセスしてみましょう。

設定用PCや他のPCから「http://homeassistant.local:8123/」にアクセスしてみてください。

次のような画面が表示されたら、とりあえずアクセスはできています。ただし、まだ処理が完了していないので少し待ってください。

もし、アクセスできないなどエラーが表示される場合は、「http://(Raspberry Pi 4のIPアドレス):8123」にアクセスしてみてください。

私も今回少し特殊なネットワーク環境で実施したので、最初のURLではアクセスできず、とても焦りましたが、上記のIPアドレス直打ち方法で、無事にアクセスできました。

次のような画面になったら、指示に従って初期設定をしていきます。

Home Assistant内で使用する「名前」やHome Assistantにアクセスするための「ユーザー名」「パスワード」を設定し、アカウントの作成をします。

次の画面では、「家の名前」や「家の場所」「タイムゾーン」「単位システム」「通貨」を設定します。

「家の場所」は地図で示します。なお、これは在宅か外出中かの判別などに使用されます。

次の画面は、Home Assistantの開発のために情報を提供するかの選択です。必要に応じてチェックを入れてください。入れなくても良いです。私は入れませんでした。

最後に今すぐ設定できるデバイスが表示されます。ここで設定すれば、すぐにHome Assistant上でデバイスを使用できるようになります。

もちろん、後からでも設定可能です。

完了を押して、このような画面が出てきたら、初期設定完了です!

まだ、ほとんど何もない簡素な画面ですが、これから色々なデバイスを登録していき、コンテンツを豊富にしていきます。

デバイスの登録方法は別途紹介します。

まとめ

いかがだったでしょうか?

インストールして、Home Assistantにアクセスするところまではできたのではないでしょうか?もし、わからないところがありましたら、問い合わせフォームやTwitterなどで質問してください。

次回はアドオンのインストール方法とおすすめのアドオンを紹介します。

今回のHome Assistant構築で使用したものは以下になります。

Raspberry Pi 4

micro SDカード(32GB)

LANケーブル

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ユキヒト

家電大好き+子育て真っ只中のブロガーです。
スマートホームを始めとする家電関連の記事や子育て・知育関連の記事を書いています。
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これまでにあった例としては、
「SwitchBotハブの設定ができないので教えてもらえませんか?」
「ベビーカメラの安いやつないですか?」
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