「Google Homeを使ってスマート化したいけど、スマートリモコンはどう選べばいい?」
「スマートリモコンを導入する際の注意点はどんなもの?」
「手頃な値段で使いやすいスマートリモコンが知りたい!」
このように思っていませんか?
Google Homeはスマートスピーカーの1つで、音声入力で普段の生活をサポートしてくれるデバイスですが、スマートリモコンとも連携可能です。
Google Homeとスマートリモコンを連携すれば、今よりもさらに日常生活が便利になります!
今回はGoogle Homeと連携できるスマートリモコンの選び方や注意点について解説していきます。
記事の後半では、初心者の方にもおすすめできるスマートリモコンも紹介します。
スマートリモコンを導入するメリット
スマートリモコンを導入すると、以下のようなメリットがあります。
さまざまな家電のリモコンをスマホ1台に集約できる
スマートリモコンならリモコン機能をスマホ1台に集約できるので、家電ごとにリモコンを管理する必要がありません。
わざわざリモコンを探したり、使い分けたりする手間がなくなります。
スマート家電を購入せずに自宅をスマート化できる
スマート家電とはスマホと連携可能な家電を指しますが、わざわざこちらに買い替えるのは金銭的負担も大きいです。
スマートリモコンは1万円以下で購入できるものが多く、使用中の家電は据え置きのまま、低コストで自宅をスマート化できます。
外出先からでも家電を操作できる
スマートリモコンを導入すれば、外出先でもスマホを通して家電の操作ができます。
突然寒くなって帰宅までに部屋を暖房で温めたい日や、照明を消し忘れて家を出てしまった日など柔軟に対応可能です。
自動操作(オートメーション)の設定ができる
温度や人感などセンサーが搭載されたスマートリモコンには、自動操作機能を備えたものがあります。
「○℃以上なら冷房をつける」「部屋に人が入ったら照明をつける」など個々人のライフスタイルに合わせた設定が可能です。
スマートスピーカーと連携すれば、音声操作可能
スマートスピーカーとスマートリモコンを連携すれば、音声入力で家電が操作可能です。
ハンズフリーで家電を動かせるため、スマホを手元になくても作業の手を止めずに済みます。
スマートリモコンを導入する際の注意点
スマートリモコンを導入には、以下のような注意点もあります。
ネット環境がなければ使用できない
スマートリモコンはネット環境が整っていない場所や、電波が悪い状況では機能しません。
加えて、ほとんどのスマートリモコンは2.4GHzの周波数帯を使用しているため、5GHzのルーターを使用している場合、別途ルーターを用意しなければなりません。
赤外線リモコンを使用する家電以外には対応できない
スマートリモコンはRFリモコン(電波式リモコン)など、赤外線以外で操作する家電には未対応です。
また一部を除き、Bluetoothには未対応のものが多いです。
スマートリモコン購入の際は、あらかじめ使用している家電が対応しているかをチェックしましょう。
外出時には、家電の稼働状況が分からない
外出先から家電を操作しても、実際の稼働状況を確認できません。
具体的には、アプリから家電をオフにしても、通信上の問題で稼働し続けている場合があります。
照明やテレビなどは大きな問題にはなりづらいですが、エアコンやストーブなどは事故の原因にもなりうるので注意が必要です。
スマートリモコンがGoogle Homeに対応しているかチェックしよう!
現在普及しているスマートスピーカーは「Google Home(Google Nest)」「Alexa」「Siri」が有名です。
近年発売されたスマートリモコンはほとんど上記のスマートスピーカーに対応していますが、中には例外もあります。
購入の際は、必ず使用しているスマートスピーカーに対応しているスマートリモコンを選択してください。
機能・性能別のスマートリモコンの選び方
スマートリモコンを選ぶ際には、以下のようなポイントがあります。
- 赤外線の届く範囲
- センサーの種類
- 初期設定の方法
- ifttt機能
- ウィジェット機能
赤外線の届く範囲
スマートリモコンの赤外線には有効範囲があるため、設置場所から家電に届くものを選択しましょう。
また、赤外線は障害物の影響を受けやすいため、部屋をまたいで使用するのは難しいです。
1部屋に1つのリモコンを設置するなら、有効範囲がおよそ半径10m以上のものなら大体全域をカバー可能です。
注意したいのは、リモコンによっては角度で赤外線強度が変わってくるものがあります。
特にリモコンの横や斜め方向は、正面方向に比較して受信距離が短くなる傾向にあるため、赤外線の公称値は目安に過ぎないことを覚えておきましょう。
センサーの種類
家電に合うセンサーを搭載したスマートリモコンなら、より快適な運用が可能です。
スマートリモコンのセンサーは主に「人感」「照度」「温度」「湿度」があり、種類が多いほど柔軟な自動操作の設定ができます。
特に照明や空調関係は自動化の恩恵を受けやすい家電なので、これらをリモコンに登録する場合は、より多くのセンサーを搭載したものをおすすめします。
初期設定の方法
自動プリセット機能を搭載したスマートリモコンなら初期設定を楽に行えます。
スマートリモコンは通常、手動で家電のリモコンの機能を学習させる必要があります。
しかし自動プリセット機能があれば、最初から登録されている家電の型番を選択するだけですぐに登録が可能です。
プリセット機能を備えたものは大手メーカーの家電には大体対応していますが、不安ならスマートリモコンの公式サイトから対応済みか確認できます。
ifttt機能
ifttt機能とは「If This Then That」(もし○○なら、そのときは△△する)の略称で、異なるアプリケーションやwebサービス同士を連携できる機能を指します。
ifttt機能の強みは、よりユーザー個人の都合に合わせた設定ができることです。
「GPSと連携し最寄り駅に到着したときに、自宅の照明や空調をオンにする」ことや、「人感センサーで子供が帰宅したら、Gmailで通知する」など詳細な設定ができます。
ウィジェット機能
ウィジェットとは、スマホのホーム画面上にアプリのショートカットを表示しておける機能のことです。
ウィジェット機能が使用できれば、家電を操作する際にスマホのロックを解除してアプリを開く手間が省略できます。
頻繁に利用する家電なら是非とも設定したいですが、スマートリモコンによって対応するOSが異なるので注意しましょう。
Google Homeに対応したおすすめのスマートリモコン
ここまで解説した内容から、特におすすめのスマートリモコンを紹介します。
SwitchBot ハブ2(SwitchBot)
対応スマートスピーカー | Google Home Alexa Siri |
赤外線(公称値) | 最大送信距離30m 最大受信距離15m |
センサー | 温度 湿度 照度 |
初期設定 | 自動マッチング方式 手動マッチング方式 |
サイズ | 80mm×70mm×23mm |
重量 | 63g |
ウィジェット | iPhone、Android両方に対応 |
今回、最もおすすめしたいスマートリモコンは、SwitchBot株式会社が販売する「SwitchBot ハブ2」です。
最大の特徴として、日本ではまだあまり普及していないスマートホームの新規格「Matter」に対応しています。
Matterとは、これまでスマート家電がメーカーごとに異なる通信規格だったものを、統一して運用できるように生み出された規格です。
現状はまだ少ないですが、今後対応する製品がどんどん増えるのが予想されるため、将来性も期待できます。
またSwitchBotは豊富なスマート家電をリリースしており、それらと連携可能なのも利点です。
欠点らしい欠点がなく、「迷ったらとにかくこれ!」と初心者から上級者までおすすめできる一品です。
Nature Remo3(Nature)
対応スマートスピーカー | Google Home Alexa Siri |
赤外線(公称値) | 30畳程度 |
センサー | 温度 湿度 照度 人感 |
初期設定 | 自動マッチング方式 手動マッチング方式 |
サイズ | 70mm×70mm×18mm |
重量 | 40g |
ウィジェット | iPhoneのみ |
「Nature Remo3」はNature株式会社が提供するハイスペックスマートリモコンです。
デフォルトで温度・湿度・人感・照度の4つのセンサーを備え、洗練されたシンプルなデザインが魅力的です。
欠点はウィジェット機能がAndroidには対応していないことと、連携可能なスマート家電が少ないことです。
特にスマートロックの「Qrio Lock」と、スマートカーテンの「mornin’ plus」しか対応していないため、家中をスマート化することは難しいです。
惜しい点はありますが、スマートリモコンとしては十分優秀な性能を持っていることに変わりはありません。
Smalia(ラトックシステム)
対応スマートスピーカー | Google Home Alexa Siri |
赤外線(公称値) | 最大25m |
センサー | 温度 湿度 照度 |
初期設定 | 手動マッチング方式 |
サイズ | 60mm×60mm×20mm |
重量 | 42g |
ウィジェット | iPhone、Android両方に対応 |
最後に紹介するのは、ラトックシステム株式会社のスマートリモコン「Smalia」です。
特徴として2,4GHzと5GHz両方の周波数帯に対応しているので、他のスマートリモコンのようにわざわざ2,4GHzに接続する手間が省けます。
初期設定で自動マッチング機能がないのは残念ですが、大手メーカーの家電のリモコンが写真付きで載っており、同じものを選択すれば簡単に連携可能です。
注意点はスマートスピーカー以外に連携できるスマート家電が乏しく、スマート化に限界があることです。
スマート化の追求度があまり高くないなら十分優れたスマートリモコンといえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はGoogle Homeと連携できるおすすめのスマートリモコンと、その選び方について解説しました。
入門用の安い機種もいいですが、少し高めのものを購入すれば、機能も充実していて拡張性も大幅に向上します。
自分に合ったスマートリモコンを見つけて、快適な生活を送ってください!
他にもスマートホームやHome Assistantの記事を書いています。
初心者向けの記事や上級者向けの記事も揃えていますので、ぜひこちらもご覧ください。
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